腐ったバナナ

家の食卓にバナナが一房置いてあった。
小ぶりのバナナが6本ついている。

「妻が子供と食べようと買ってあるのだな」
と思い様子を見る事にする。

何日か経った。

少し黒ずんだバナナはそのまま

もう、食べないのかなと思い1本いただくと

果物は腐る直前が最高に旨い。

まさにそんな味わいで自然と2本目に手が伸びた。

「バナナ、今食べると最高に旨いよ。」
と妻と子供に声を掛けて仕事に出掛けた。

それからまた、数日が経った。

まだ、4本有る。

1本食べてみる。

もう、香りが抜けて水っぽい薄甘い塊だった。

流石にもう1本には手が伸びない。

1日明けて
まだ、そのまま3本有る。

試しに1本食べてみる。

皮を剥くと中身は先から茶色く透明に痛んできていた。

皮も途中で途切れるくらい柔らかくなっている。

味は殆ど無い。

自分のお腹が心配になった。

果実はその種の繁栄の為に出来ている。

動物達が果実を種子と共に食べて移動する。

そして、その先で糞をして土に帰り、糞の栄養素を素に成長する。

この繰り返しが緑の地球を生んだ。

はたして、人間は皮を剥き、種を取って捨ててしまう。

バナナを皮ごと食べる人は見た事がないが、チンパンジーは皮ごと食べる。

人はバナナの革には大腸菌んがうようよしてると言うがモノによるのではないだろうか。

いくらチンパンジーだって大腸菌がうようよしてるバナナは皮ごと食べないだろう。

かくしてチンパンジーの縄張りはバナナの木々が生い茂り
大好きなバナナに囲まれて
思わず笑みが溢れたように見えるチンパンジー達なのでした( ´∀`)

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